係長クラス勉強会
第4回国立大学附属病院係長クラス勉強会(平成25年11月14日、15日開催)
概要
全国国立大学病院事務部長会議は、去る平成25年11月14日・15日に、東京医科歯科大学M&Dタワーにおいて、「第4回 国立大学附属病院係長クラス勉強会」を開催した。
4回目となる本勉強会は、筑波大学と東京医科歯科大学を当番校として、係長級8名の企画委員と、部長級の相談員を中心に企画から運営までを行い、国立大学附属病院係長クラスの「コミュニケーション力を磨き人材育成力を身につける」、「企画立案力を身につける」及び「係長ネットワークの構築」を目標として実施された。今年は、「みんなで考えるプロフェッショナル係長」をサブタイトルに掲げ、全国の40国立大学病院より、総勢70名が参加した。
初日の基調講演では、NTT東日本関東病院木下佳子副看護部長から、「関東病院における教育改革とその取組み」と題して、質の高い看護を提供する人材を育てるための教育改革や、一般看護職(現場スタッフ)が非常に重要な人材であるなどの熱いメッセージが送られた後、参加者と活発な質疑応答が交わされた。
その後、各班においてグループワークを行い、部下とのコミュニケーションのはかり方や部下の教育方法で意見が分かれそうな4つの事例について、肯定側・否定側に分かれ、主張する内容と相手の質問・回答について話し合い、ディベート形式で発表した。
2日目は、事前アンケートと1日目の各種取り組みを基に、“プロフェッショナル係長になるための行動宣言”を策定するグループワークを実施し、その成果を最後の全体討議において、各班からの宣言(マニフェスト)としてプレゼンテーション形式で発表した。そのマニフェストは、後日各班においてさらに討議を深め、ブラッシュアップを重ねて完成させており、勉強会終了後も参加者が各所属機関において実践することが期待される。
また、勉強会開催中に各大学病院やその地元で自慢・アピール出来る作品を掲示して行われた「大学病院対抗コンペ」では、参加者全員による投票の結果、千葉大学医学部附属病院の小児科病棟で無料配布している絵本が『きょうはぼくらがゆうびんやさん』と『ぼくらがみつけたたからもの』が、「ここは、見てみたい!行ってみたい!」の第1位に輝いた。